Web制作
トップページ > ブログ > Web制作 > 覚えておきたいWebマーケティング基礎用語【初級編】

覚えておきたいWebマーケティング基礎用語【初級編】

ホームページ制作をお考えの方や、すでにホームページを運用している方など、Webに携わる方が知っておきたいWebマーケティング用語はたくさんあります。その中でも基本的な用語についてまとめてみました。

制作打合せの際のより円滑な共通認識のために、また、改善案の策定の際などのより効果的な考え方のために、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

目次

Webマーケティングでよく使う基礎用語

検索エンジン

検索エンジンは、Web上にあるWebページや画像、動画などの情報を検索するためのサービスの総称です。検索キーワードを入力することで検索結果が表示されます。主なサービスとしてGoogle(世界最大手の検索エンジン)、Yahoo(日本ではGoogleに次ぐ検索エンジン、仕組みそのものはGoogleの仕組みを採用している)、Bing(Microsoft社が提供する検索エンジン)などがあります。

SEO

SEOは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」を意味する用語です。

検索エンジンは、入力された検索キーワードへの関連性や重要度の高さを評価して表示順位を決定しています。

そこで、自分のWebサイトの内容を、Googleなどの検索エンジンにしっかり理解してもらえるように様々な手法で最適化していくことをSEOと言います。Webサイトへの訪問は検索エンジンからの流入が大部分を占める場合が多く、検索エンジンに評価してもらえるようなWebサイトにしていくことは非常に重要です。

とはいえ、現在の検索エンジンは非常に性能が高く、Webページに掲載されている文章の脈絡、Webサイト自体の全体的な内容なども理解をしているため、小手先の技術などを駆使した検索エンジン向けの上位表示のための手法よりも、ユーザーに対して有益性の高い価値ある情報を提供することの方が評価されやすくなってきています。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analyticsとは、Googleが提供する無料の高機能アクセス解析ツールです。

Webサイトへのアクセス状況を、さまざまな視点からのデータとして集計することができます。

集計したデータをもとに、さまざまな施策に活かすことが可能です。

高機能であるがゆえに項目が多いためアクセス解析の初心者にとっては分かりにくさもありますが、無料かつ高機能であることことは何よりも最大のメリットだと思います。

Google Analytics でよく使われる指標

ページビュー(PV)

ページビューは、閲覧されたページ数のことです。PVと略されることが多いかと思います。

例えば、トップページ→サービス案内→企業紹介と3ページを閲覧したらPV数は3となります。

セッション

セッションは、ユーザーのサイト訪問数のことです。

例えば、ユーザーAがWebサイトを訪問して5ページを閲覧したとします。ここではPV数は5になりますが、セッション数は1とカウントします。その後、半日後に再度ユーザーAがWebサイトを訪問し3ページを閲覧したとすると、この日のデータは、PV数が8、セッション数は2となります。

セッションが切り替わるタイミングは以下の条件となります。

  • Webサイトからの離脱
  • 当該ページで30分間操作がおこなわれなかった場合
  • 日付をまたいだ場合
  • キャンペーンソースの変更時
ユニークユーザー数(UU)

ユニークユーザー数は、サイトを訪れたユーザーの数のことです。単にユーザー数とも呼ばれます。

ユーザー数は、Cookie(クッキー)と呼ばれる識別情報を利用していますので、同一人物であっても、違う端末や違うブラウザを使うと、別のユーザーとしてカウントされます。

例えば、同じユーザーがパソコンとスマートフォンそれぞれでアクセスをしたとすると、ユーザー数は2とカウントされます。

平均PV(ページ/セッション)

平均PV(ページ/セッション) は、1セッションあたり平均何ページを閲覧したかを示す数値です。

ページ/セッションで表せられる通り、「平均PV=PV÷セッション数」で計算できます。

平均PVの数値が高ければ高いほど、そのWebサイトへの興味関心の度合いが高いということになるため基本的には平均PVが高い方が良いとされていますが、LP(ランディングページ)などの特定の商品ページや特定の目的を持ったページなどの場合は、1ページ完結型の方が情報がよくまとまっているということになるため、そういう場面で平均PVが高いと「情報がまとまっていなくて迷子になっている」という見方もできるため、ケースによって良し悪しが変わります。

離脱率

離脱とは、あるWebページに訪れたユーザーが、そのWebサイトから出ることを言います。

つまり離脱率とは、あるWebサイトに訪れたユーザーが、閲覧を終了した割合をページごとに数値化したものになります。

直帰率

離脱率と混合しそうになるのがこの直帰率です。

直帰率とは、あるWebサイトの第1ページ目のみを閲覧し、そのままWebサイトから離脱した割合です。

離脱率は必ずどこかのページで離脱するのに対して、直帰は1ページ目での離脱のみカウントされます。

コンバージョン(CV)

コンバージョンとは、Webサイトの目標を達成したことをカウントする数値です。

Webサイトによって目的は異なりますが、例えば以下のようなものになります。

  • 商品購入
  • お問い合わせ完了
  • 資料請求完了
  • 求人応募完了

自然検索(オーガニック検索)

自然検索は、有料広告枠の影響を受けず、検索エンジンの評価のみによって順位付けされた検索結果のことです。もちろん自然検索は広告ではないので、どれだけ流入があったとしても無料です。リスティング広告は以下で説明しますが、自然検索の検索結果もリスティング広告の表示枠も、検索エンジンで検索した際に表示されるという点では共通です。

リスティング広告

リスティング広告は検索結果の上部や下部・右側に表示されるテキスト広告の部分を言います。クリック課金であることからPPC(pay per click)広告とも呼ばれます。上図の広告枠部分が表示例になります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリなどの広告枠に表示される画像または動画広告などの広告のことです。リスティング広告は主に検索結果に表示されますが、ディスプレイ広告はユーザーが閲覧中のWebページに主に表示されます。

GDN(Google Display Network)

Googleが提供するディスプレイ広告で、Google関連サイトやGoogle提携サイトに広告が表示されます。

YDN(Yahoo! Display Network)

Yahoo!が提供するディスプレイ広告で、Yahoo!関連サイトやYahoo!提携サイトに広告が表示されます。

DSA(動的検索広告)

DSA(Dynamic Search Ads)とは、広告主のWebサイトのコンテンツに基づいて、 ユーザーの検索語句に関連した広告を動的に作成し、配信する動的検索広告です。広告やキーワードを設定する工数の削減および広告単価の最適化に繋がりやすいとされています。

リターゲティング/リマーケティング

一度自社サイトを訪れたことのあるユーザーに対して、再度広告を表示してアプローチする広告です。一度サイトを訪れはしたものの購入まではいたらなかった興味関心度の高いユーザーに再度訴求することで購入を促す目的があります。

検索クエリ(検索語句)

ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで、検索窓に実際に入力して検索した単語やフレーズ(単語の組み合わせ)を指します。

被リンク/バックリンク

外部サイトから自社サイトへ向けられたリンクのことを指します。

Webマーケティングでよく使う指標用語

インプレッション

リスティング広告などのネット広告における、広告が表示された回数のことです。

CTR(クリック率)

CTR(Click Through Rate)とは、インプレッションのうち、ユーザーがクリックした回数の割合のことです。

「CTR(%)=クリック数÷インプレッション数×100」で算出します 。

CPC(クリック単価)

CPC(Cost Per Click)とは、Web広告を1回クリックされるごとに発生する費用のことです。

CVR(コンバージョン率)

CVR( Conversion Rate )とは、Webサイトに訪れたユーザーのうち、CV(コンバージョン)に至った割合のことです。

「CVR(%)=CV数(コンバージョン数)÷セッション数×100」で算出します 。

CPA(コンバージョン単価)

CPA(Cost Per Action)とは、新規顧客を獲得するのに費やした1人あたりの広告費用のことです。具体的には、広告をクリックしてWEBサイトを訪問したユーザーのうち、CV(コンバージョン)につながった顧客の獲得単価とも言えます。

LTV(顧客生涯価値)

LTV(Life Time Value:ライフタイムバリュー) とは、新たに獲得したある顧客から生涯にわたって最終的にどれだけの利益を得られるか算出するための指標です。

つまり、新たに獲得した際の1回の取引で得られる利益だけではなく、2回目以降の取引で得られる利益も含めた考え方です。

計算方法は求めたい答えによって様々ですが、一般的には「LTV=平均購買単価×収益率×購買頻度×継続購買期間」で算出します 。

ROI(投資利益率)

ROI(Return On Investment)とは、投資した広告費用に対して、どのくらいの利益があったのかを表す指標のことです。

一般的には「ROI(%)=利益金額÷投資金額×100」で算出します。

ROAS(広告費回収率)

ROAS(Return on Advertising Spend)とは、かけた広告費用に対して、ごれくらいの売上があったかを表す指標のことです。ROIの広告費版と考えていいでしょう。

一般的には「ROAS(%)=広告経由の売上÷広告費用×100」で算出します。

ページトップへ戻る